シリーズ・沖縄の基地を視る(112)

戦闘機が集まってくる嘉手納基地


厚木基地から飛来したスーパーホーネットFA18F


外来機の駐機場に並ぶスーパーホーネットの群れ

07年2月の一時配備に続き、F22ラプターが09年1月から嘉手納に来ている。
在日米軍の航空部隊にとって、F22が嘉手納に一時配備されているときが「最強のステルス戦闘機」と訓練を行う「チャンス」となる。

2月16日には厚木基地にいる艦載機のうち、16時までに6機のスーパーホーネットが嘉手納に飛来した。 President's Day で米国の祝日だった2月16日は戦闘機の訓練もお休みで、F15もF22も飛ばなかった。しかし翌17日からは再び、爆音を響かせて戦闘機が 飛行を行うことは目に見えている。また厚木から飛来したFA18Fも、嘉手納をベースに激しい訓練を行うことも間違いない。

嘉手納基地周辺住民の負担を少なくするために、F15の訓練を日本国内で分散実施するというのが、米軍再編の数少ない「売り」のひとつだった。
ところがF22ステルス戦闘機を何度も臨時配備し、それがさらに他の基地の戦闘機を嘉手納に呼び寄せている。「訓練分散」とは全く逆の方向で嘉手納の訓練は 進められている。

(RIMPEACE編集部)(写真は 08.2.16 撮影)


3か月嘉手納基地に配備されているF22ステルス戦闘機


'2009-2-16|HOME|