シリーズ・沖縄の基地を視る(118)

F22ラプター、嘉手納に緊急着陸


離陸後40分で嘉手納基地に緊急着陸したF22ラプター

1月から嘉手納に展開していた最新のステルス戦闘機F22ラプターは、4月に本国に戻ったが、5月末に4か月の配備でまた嘉手納に飛来している。まさにF22の嘉手納常駐化といえる。

6月15日、訓練で嘉手納を離陸したF22の3機編隊のうちの1機が、40分後に緊急着陸した。もう1機のラプターにエスコートされた当該機は、15時8分に嘉手納の 23R滑走路に降りた。
待機していた緊急車両が追走したが、滑走路の端のやや低い場所で点検を受けたので、緊急着陸の原因などの詳細は不明だ。

当該機が自力でタクシーして駐機場に戻るときに、左翼の付け根部分に突起が見えた。ステルス機の飛行中にこのような状態になれば、ステルス性が大幅に損なわれる。
飛行中にこんな状態に陥ったために緊急着陸したか、もしくは着陸後の措置でこの部分を開けたのかはわからないが、この突起部分が緊急着陸の原因にかかわっているという ことは間違いないだろう。

(RIMPEACE編集部)(写真は 09.6.15 撮影)


当該機の主翼付け根に、ステルス機にあるまじき突起が見られる


2009-6-15|HOME|