シリーズ・沖縄の基地を視る(130)

日米艦隊、ホワイトビーチに集結


揚陸艦4隻がホワイトビーチの岸壁に。その他の日米艦が沖合い停泊


手前からハーパーズフェリー、トートュガ、デンバー、エセックス

11月11日朝、沖縄・ホワイトビーチに揚陸艦4隻を始めとする米軍艦船と海自艦船が停泊しているのが確認された。前日の10日に 寄港したと見られる。
沖縄周辺海域では、10日から18日にかけて、米海軍と海上自衛隊が合同訓練を行っている。海幕発表に寄れば、主要な演練項目は 対潜戦、対空戦、対水上戦だとのこと。要するにMD以外のすべてを日米合同で行うということだ。

ホワイトビーチに集結した艦隊は揚陸艦隊とその護衛艦だ。もう一つの大艦隊、空母ジョージ・ワシントンを中心とする空母打撃群の 中に、別の護衛艦が組み込まれているとみられる。空母艦載機が援護する中で、どこかの島に上陸、というようなシナリオなんだろう。
海自が一緒に動くから、「一度奪われた島の奪還」という名目でやるのだろうが、訓練の本島の狙いは日本以外の場所への上陸である ことが十分考えられる。
日米合同演習の舞台が毎回沖縄近海、というのも、何か無気味な気がする。

(RIMPEACE編集部)(09.11.11 世嘉良 学 撮影)


エセックスの甲板に並ぶCH46、CH53E、UH1など。後方は掃海艦ディフェンダー


'2009-11-12|HOME|