シリーズ・沖縄の基地を視る(148)

ホワイトビーチに音響測定艦と海自護衛艦


ホワイトビーチの陸軍桟橋に接岸しようとしている音響測定艦エイブル


同海軍桟橋に入港中の海自護衛艦「ちょうかい」(176)と「あまぎり」(154)

6月18日午前10時過ぎにホワイトビーチの陸軍岸壁に米海軍の音響測定艦エイブル(T-AGOS 20)が接岸した。
エイブルは3月31日に佐世保を出港した後ホワイトビーチに5月13日から3日間寄港している。今回再びホワイトビーチに寄港したが、 2度にわたる1カ月余のインターバルでの寄港は、この船の哨戒海域が沖縄より南方の海域であることを物語っている。

海自の発表によれば、日米豪の艦船や航空機が21日から25日まで沖縄近海で対潜訓練などを行うとのことだ。参加艦船の種別に音響 測定艦は含まれていないが、エイブルはこの合同演習を監視するであろう中国の潜水艦の動きをキャッチする任務に就くと思われる。

ホワイトビーチの海軍岸壁に寄港中の海自護衛艦「ちょうかい」「あまぎり」は、この合同演習に参加する4隻の護衛艦のうちの 2隻である可能性が強い。
なお、16日にホワイトビーチに寄港したチャンフーンもこの演習の参加艦だろう。米海軍の駆逐艦が7隻参加すると海自の発表にある が、横須賀には現在フィッツジェラルドが在港中で残りの6隻の常駐駆逐艦はジョージワシントンの出港の前後に横須賀から消えた。
この6隻にチャンフーンを加えた7隻が米海軍の参加駆逐艦になるのではないか。

(RIMPEACE編集部)(2010.6.18 撮影)


2010-6-19|HOME|