シリーズ・沖縄の基地を視る(15)

普天間基地にCH53Dが8機


普天間基地激変。上:5月19日、下:3月17日。4月初めにイラクから戻ってきたヘリがひしめく。

2ヶ月ぶりに嘉数の高台から見下ろした普天間基地は、ヘリがひしめいていた。4月初めに、イラクから戻ってきたヘリが、強襲揚陸艦エセックスから普天間に飛来したのだ。3月から4月にかけては普天間基地の滑走路の工事中で、固定翼機(KC130,UC12Fなど)が嘉手納に移動していたこともあって、5月との落差がよけい大きく感じる。

いったん岩国に戻ったCH53Dも、2機が再び普天間に飛来して、普天間のCH53Dは今、8機態勢だ。ただ居るだけではなく、訓練飛行で基地周辺の住宅地の上も飛行する。9ヶ月前の墜落機と同型のヘリが頭上を飛ぶことの恐怖は、いかばかりか。

CH53Dだけでなく、一番多くいるCH46も沖縄各地で飛行を見かけた。ヘリがほとんど飛ばなかった3月の状態が当たり前になるには、普天間基地をアメリカに持っていくほかはない。

(RIMPEACE編集部)


普天間基地を離陸するCH53Dヘリ。ホワイトビーチ方面に向かった(5.16 撮影)


5月16日夕方、辺野古のヤグラから見たCH53D。


2005-5-27|HOME