シリーズ・沖縄の基地を視る(153)

辺野古崎の周りの海


辺野古崎の先端で遊んでいるのはオフの海兵隊員とその家族。手前が辺野古のリーフ、奥に少し
見えるのが大浦湾。このあたりは、新基地の埋め立て対象地だ。遠景はカヌチャベイリゾート


辺野古崎からほんの少し離れた無人島「長島」から振り返った辺野古のリーフ。


「長島」から北に大浦湾を見る。右端にカヌチャベイ。

滑走路がV字だろうが一本だろうが、本気でこの海を埋め立てるつもりなのか?
辺野古のテント村から、海案内のボートで辺野古のリーフに出るたびに、なぜこの海をつぶそうとするのか、その行為に単純に反発して しまう。
辺野古のリーフは、船からみているだけでも、東京湾とは全く次元の違う海だ。

辺野古崎先端からすぐそばにある無人島、「長島」「平島」に上陸した。岬を挟んだ大浦湾の色は、リーフとは異なる深い色だった。
この海を生めて辺野古に新基地を作ることと、普天間基地の撤去が二者択一の問題として設定されるから、この海を埋め立てるなどという 選択肢が登場してくる。

海兵隊が沖縄にいないと安全保障上の問題が起きる?
海兵隊は移動軍だ。何処へでも出て行くことがモットーだ。仮にその行き先に意味があったとしても、海兵隊の移動元が沖縄で無ければな らない理由はない。
そんな単純な理屈も無視して沖縄の海兵隊基地を維持しようとするから、海を埋め立てて辺野古に新基地を作ろうなどという乱暴極まり ない案が出てくる。

味噌汁で、とまでは言わない。辺野古の海で面を洗って、日米合意なるものを見直すことを勧める。

(RIMPEACE編集部)(写真は 2010.8.15 撮影)


防衛省のページより。埋め立て予定地と「長島」「平島」の位置関係がわかる


2010-8-31|HOME|