シリーズ・沖縄の基地を視る(168)

高江・北部訓練場、ヘリパッド建設状況2

 
 
N1入り口付近での土嚢を移動させないために座り込む住民と、土嚢をはぎ取ろうとする施設局側

北部訓練場の中のヘリパッドN1は、県道からとりつき道路でつながっている。この泥道を砂利を敷き詰めて舗装しないと、重機類の搬入ができない。 那覇防衛局はこの砂利を演習場の中に運び込む必要がある。

砂利は小分けにされて土嚢袋に詰められてくるが、この土嚢袋の演習地への搬入の成否が工事を進められるかどうかのカギになっている。
2月18日、砂利入りの土嚢を積んだ3台のダンプやクレーン付きトラックなどが取り付け道路の入り口付近まで来て、ヘリパッドに反対する住民たちによっ てそれ以上前進できなくなった。 
大型ダンプ一台とクレーン付きトラック一台は、作業位置につけられずにもと来た方角に戻って行った。最後の1台のトラックに積んだ土嚢が施設局の職員 や業者の手で道路わきに降ろされた。
この作業に午後5時前までかかり、18日に予定された砂利の搬入は、3分の一もできなかった。

また、以前から県道沿いに降ろされていた土嚢を移動しようとした防衛局の動きに対し、反対住民側は土嚢に座り込んでこの日の移動を大部分防いだ。

(RIMPEACE編集部)(2011.2.18 撮影)

 
ダンプ他3台のトラックが土嚢を積んで現場にやってきた。このうち2台を引き返させた

 
トラックに積まれていた土嚢。一人で持ちあげられるくらいの大きさにしてある


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