シリーズ・沖縄の基地を視る(169)

北部訓練場でGW艦載ヘリも訓練



北部演習場のヘリパッドから浮かんできた、HS14所属の艦載ヘリSH60

北部訓練場の中のヘリパッドN1付近の県道で、ヘリパッド建設に反対する住民たちが、資材を運び込もうとする防衛局側 とにらみ合っていたとき、かすかにヘリのローターの音が聞こえた。しばらくは遠い音だったが、一気に音が大きくなり、北部訓練場の 樹林のなかからグレーのヘリが浮かんできた。
海兵隊のヘリだろうと予想していたがはずれで、厚木の艦載ヘリ部隊HS14所属のSH60対潜・救難ヘリだった。

この海軍のヘリは入れ替わり厚木から嘉手納に飛来して、嘉手納をベースに訓練飛行を繰り返している。対地ミサイルなどの発射のために 本島周辺の射爆場に出かけることもあるが、今回はジャングル訓練を行う北部演習場で低空飛行を繰り返し、ヘリパッドにアプローチする 訓練を行っていた。
演習場があれば、沖縄海兵隊だけではなく、本土の部隊も沖縄にやってきて訓練を行う典型的な動きの一つだった。

(RIMPEACE編集部)(2011.2.18 撮影)


県道70号線を超えて海側に飛んでいったSH60


2011-2-24|HOME|