シリーズ・沖縄の基地を視る(171)

最新型補給艦、ホワイトビーチにも寄港


ホワイトビーチの海軍桟橋に停泊中の貨物弾薬補給艦カール・ブラッシャー(2011.6.12 撮影)


出港前日に自艦用の燃料補給を受けるカール・ブラッシャー(6.14 撮影)

ホワイトビーチに貨物弾薬補給艦カール・ブラッシャー(T-AKE 7)が寄港しているのが6月12日に確認された。10日ほど前に、天願 桟橋に寄港していた船で、このときは同型のアメリア・イアハート(T-AKE 6)との同時寄港だった。両艦で弾薬の移送を行ったと見られる。

貨物弾薬補給艦は弾薬や食料、燃料などを一手に補給する最新型の大型補給艦で、佐世保に寄港することが多い。沖縄の港への寄港は 先の天願桟橋の寄港を含めても数えるほどしかない。ホワイトビーチへの寄港は4月のリチャード・バード(T-AKE 4)に続いて今年2回 目だ。

佐世保基地が極東海域に展開する空母戦闘群に対する物資供給の拠点であり続けることは間違いない。
ホワイトビーチには、空母艦隊と佐世保との間を往復する補給艦が、乗組員の一時的な休養や自艦への補給のために寄港するとみられる。

新型の貨物弾薬補給艦は、キラウェア級弾薬補給艦との交代が進み空母戦闘群の補給の主力となっている。ホワイトビーチへの一時的な寄 港が今後、増えていくのではないか。

(RIMPEACE編集部)


2011-6-16|HOME|