シリーズ・沖縄の基地を視る(172)

嘉手納基地でまた緊急着陸。海軍電子偵察機

 

第1エンジンを止めて嘉手納に緊急着陸したEP3(PR/410)(2011.6.16 撮影)

6月16日午後、嘉手納基地で緊急着陸(in flight emergency)があった。 
NAVYのEP3電子偵察機は嘉手納基地で半常駐態勢をとっていて、南シナ海や東シナ海に向けて飛行を繰り返している。
16日15時半ころ、このEP3が左端の第1エンジンを止めて嘉手納基地に着陸した。向かって右はじのプロペラが止まっているのが確認された。

米軍は予防着陸という言葉を使い、その危険性を隠ぺいするが、墜落事故に至らなかったとしても、もう一つアクシデントが重なれば重大な 事態になりうる危険な状態だ。常駐機のF15や、外来機のFA18もこれまで緊急着陸を繰り返している。嘉手納基地の危険性は、表面化しないところにも 存在している。

(RIMPEACE編集部)


2011-6-18|HOME|