シリーズ・沖縄の基地を視る(174)

天願桟橋で弾薬積み込み、補給艦は北へ


天願桟橋に停泊中の貨物弾薬補給艦マシュー・ペリー(T-AKE 9)


爆発物運搬中のマークをつけた民間トラックの荷台には、爆弾入りと見られる木枠が
(11.6.30 読者撮影)

6月30日、沖縄・天願桟橋に貨物弾薬補給艦マシュー・ペリーが停泊していた。桟橋には民間トラックが3台いて、荷台に木枠を積んで いた。
航空機搭載の爆弾を運ぶときに、このような木枠を使っている。

貨物弾薬補給艦は最新の補給艦で、これまで天願桟橋によく寄港していた弾薬補給艦の機能を継ぐ船だ。
空母戦闘群などへの弾薬補給の任務のほかに、弾薬庫から弾薬庫へ爆弾・砲弾などの移動も行う。

翌7月1日16時過ぎに、このマシュー・ペリーと見られる貨物弾薬補給艦が、辺野古の沖を北上していった。
佐世保や韓国に向かうルートでもあるが、大圏コースをたどって米国西海岸に向かうコースでもある。
空母ジョージ・ワシントンは南シナ海に、エセックスはオーストラリアに向かっている。北に向かっているマシュー・ペリーは、この2つ の艦隊の補給任務には当面つかないようだ。

(RIMPEACE編集部)


7月1日16時過ぎ、辺野古の沖を北上する貨物弾薬補給艦(11.7.1 ヘリ基地反対協撮影)


2011-7-3|HOME|