シリーズ・沖縄の基地を視る(176)

砂漠迷彩車両、基地内で激増



キャンプ・ハンセンの駐車場に並ぶ砂漠迷彩車両


キャンプ・コートニーの駐車場に並ぶ砂漠迷彩車両

2か月ぶりに見た沖縄海兵隊の基地に、砂漠迷彩の車両が増えていた。
これまでも、見た目10台に1台くらいの割合ではジャングル迷彩の中に混じっていたが、今回見た印象では3割から5割というところだろうか。

戦闘予定地、展開予定地の地形や植物の状況で、視覚的に混ざりこむように軍用車両は迷彩塗装が決められる。今回砂漠迷彩が急に増えたのは、 沖縄海兵隊の地上部隊が、アフガニスタンやイラクに送られる前兆ともいえる。

8月末に那覇軍港から補給基地キャンプ・キンザーに砂漠迷彩のハンビー約150両が運び込まれた。この車両がキャンプ・ハンセンやキャンプ・ コートニーに運び込まれた可能性も無きにしもあらずだが、別種の車両が含まれていること、塗装を砂漠迷彩に塗り替え中の車両が見られること などから、それぞれの基地にある車両が砂漠迷彩に変わっている可能性が大きい。

沖縄海兵隊の部隊は今、中東展開に向けて動いているようだ。

(RIMPEACE編集部)(11.10.16 撮影)


「合い掛け」状態のトラック。砂漠迷彩に変身中と見られる


2011-10-17|HOME|