シリーズ・沖縄の基地を視る(177)

砂漠迷彩車両、基地内で激増 その2


キャンプ・フォスター(瑞慶覧)第5ゲート近くに並ぶMRAPとハンビー(11.10.22 撮影)


国道58号線沿いのキャンプ・フォスターの駐車場には、砂漠迷彩の車両が目立つ(10.21 撮影)

沖縄本島の国道58号線を那覇から名護に向かって走るときに、宜野湾市から北谷町に入るあたりから右手にキャンプ・フォスター (キャンプ瑞慶覧)が広がる。北前の第5ゲートを過ぎると、金網の向こうに大量の軍用車両が見えてくる。
沖縄ではおなじみの光景だが、このキャンプ・フォスターでも砂漠迷彩に塗られたハンビーなどの軍用車が目立つ。

多く見積もってもフォスターでは2割程度の砂漠迷彩がなぜ目立つのか?それは20台、30台と一箇所にまとまっているからだ。
沖縄海兵隊が大部隊で中東に派遣されるとき、部隊は基地ぐるみで動くのではない。各基地に駐屯する部隊から選んで、戦地と任務に あった部隊構成にする。

20から30両のハンビーがまとまって砂漠迷彩に変わったとすると、その車両を使う小部隊が中東への派遣にピックアップされた、と いうことではないか。
キャンプ・フォスターだけでなく、コートニーやハンセンからも部隊がピックアップされるのだろう。

砂漠迷彩なのは車両だけではない。キャンプ・フォスターやキャンプ・コートニーでは砂漠迷彩のテントが広げられていた。コートニーで みたテントは、シュワブ内で通信訓練をしていた部隊のテントと同じだった。
イラクへの米軍派遣は終わろうとしている。沖縄海兵隊が近く中東に派遣されるとすれば、アフガニスタンに行くのだろう。

(RIMPEACE編集部)


キャンプ・フォスターにあった砂漠迷彩の大型テント(10.21 撮影)


キャンプ・コートニーの駐車場で拡げられていた砂漠迷彩のテント2張り(10.20 撮影)


2011-10-27|HOME|