シリーズ・沖縄の基地を視る(192)

音響測定艦、那覇軍港に連続寄港


那覇軍港に停泊する音響測定艦エフェクティブ(2013.9.6 読者撮影)


那覇軍港に停泊する音響測定艦ロイヤル(2013.8.18 撮影)

ホワイトビーチに停泊することが多かった音響測定艦が、このところ那覇軍港に停泊している。
8月18日に那覇軍港にいた音響測定艦ロイヤル(T-AGOS 22)は、15日に佐世保を出たばかりだ。そして23日にフィリピンのスービック港に入った。
9月6日に那覇軍港に入った音響測定艦エフェクティブ(T-AGOS 21)は、9日に出港した。エフェクティブは8月3日に佐世保を出港している。1ヶ月あまりの航海のあと那覇に寄ったことになる。

中国海軍の潜水艦の出没域、東シナ海から南シナ海における哨戒活動を任務とする米軍の音響測定艦は、準母港の佐世保を出た後、沖縄の軍港を前進基地として使っている。ホワイトビーチに寄港 することが多かったが、8月から9月にかけて那覇軍港に来るようになった。

ホワイトビーチで音響測定艦が停泊するのはほとんどが陸軍桟橋だ。その陸軍桟橋のコンクリートの舗装に穴があけられ、舗装を更新している。この工事が終了した時に、音響測定艦がまた那覇 軍港からホワイトビーチへ停泊地を移すかどうかで、音響測定艦の那覇軍港使用が長期的なものになるかどうかがはっきりするだろう。

(RIMPEACE編集部)


ホワイトビーチ陸軍桟橋。コンクリート舗装をはがしている(2013.8.24 撮影)


2013-9-12|HOME|