シリーズ・沖縄の基地を視る(199)

F15が訓練で出かけても騒音が減らない訳


嘉手納基地から周辺空域での訓練に離陸するF22


着陸して滑走路を走行するF22ラプター


嘉手納基地の外来機駐機場に5機並ぶAV8Bハリアー

2月10日に15機以上のF15が嘉手納からの一時的な訓練移転でグアムに向かった。
翌11日、居残ったF15が激しい訓練を行った。ホットピットでのエンジンをかけたままの給油、そしてすぐに離陸。
張り切っていたのはF15の残留組だけではない。外来のF22,AV8Bハリアーも負けじと訓練に飛び立った。

嘉手納のF15が、まとまった数で県外の基地に移動すれば、航空機の騒音は少なくなるはずだ。それが全く目に見えないのは何故だろう。
その答えは、F22やハリアーの飛び方に示される。
外来機が県外、国外に出かけたF15の訓練飛行の穴を埋めてしまうのだ。沖縄本島周辺に拡がる広大な訓練空域。さらには実弾使用が許されている射爆場。 この空域にひきつけられるように、あちこちの基地から米軍機が嘉手納にやってくる。騒音が目に見えて減らない訳だ。

(RIMPEACE編集部)(2014.2.11 撮影)


ホットピットで給油を受けるF15。すぐにまた離陸する。


翼端からヴェイパーを曳いて離陸するF15


2013-12-13| HOME|