シリーズ・沖縄の基地を視る(202)

違反飛行が相次ぐ普天間基地オスプレイ


普天間基地境界から約1キロの嘉数高台の真上をヘリモードに近い状態で通過するオスプレイ(竜04)


西原IC入口上空を転換モードで飛行するオスプレイ(竜04)


上の写真の8秒後(左)、14秒後のオスプレイ。固定翼モードに転換しつつある

基地の外では転換モードをできる限り避ける、というオスプレイ普天間配備時の日米両政府の間の取り決めは破られっぱなしだ。

離陸の際には比較的早めに固定翼モードに変換していたオスプレイだが、16日15時12分に普天間基地を離陸した竜04号機は、ヘリモードに非常に近い状態で嘉数高台の展望台の 真上を通過していった。
その後も左旋回して北に向かう時も転換モードの飛行を続けていた。

この竜04号機は16日、繰り返し着陸しては竜部隊の駐機場に戻り、再び離陸すことを繰り返していた。乗員を交代しながら訓練飛行を続けたようだ。
12時18分ころには、同じ機体がGCAで北側からアプローチしたが、この時もヘリモードに近い転換モードで民家の上を低空で飛行してきた。

GCA(地上からの無線誘導による着陸)の際に、ヘリモードに近い転換モードで飛行するのはしばしばみられる。明確な取り決め違反が野放図に繰り返されている。

(RIMPEACE編集部)(14.12.16 撮影)


転換モードのままGCAで普天間基地に南西向きに近づくオスプレイ(竜04)


2014-12-18| HOME|