シリーズ・沖縄の基地を視る(209)

北朝鮮ロケット発射当日の嘉手納基地


早朝に離陸していたミサイル監視機RC−135Sは、14時過ぎに嘉手納基地に戻ってきた

弾道ミサイルにも転化できる北朝鮮のロケットが、2月7日午前に打ち上げられた。1ヶ月前から嘉手納基地に展開していた弾道ミサイル監視機RC−135Sコブラボール(OF 61-2663)は、目撃者によれば朝6時過ぎに嘉手納基地を離陸した。

RC−135Sは約8時間飛行して午後2時過ぎに嘉手納に着陸した。ロケット発射から周回軌道に乗るまで、機内の赤外線カメラなどで航跡をとらえていた、と推定される。

7日に嘉手納にいた電子情報収集機RC−135W(OF 62-4134)と大気収集機WC−135C(OF 62-3582)は、この日飛行をしなかった。
弾道ミサイル監視機は、翌2月8日も、7日とほぼ同じ時間に飛行したが、9日は夕方まで飛行していない。

(RIMPEACE編集部)(2016.2.7 伊舎堂 達也 撮影)


ミサイル監視機は離陸したが、電子情報収集機RC−135W(右)とWC−135C大気収集機は駐機場から動かなかった


2016-2-9|HOME|