シリーズ・沖縄の基地を視る(51)

ホワイトビーチに高速輸送艦スウィフト現れる


海軍桟橋に停泊中の高速輸送艦スウィフト(HSV 2)。後方は沖泊りの事前集積艦2隻


3隻寄港した揚陸艦のうち、ハーパーズフェリーが残っている。後方はスウィフト(06.11.10 撮影)

米軍高速輸送艦のうち、ジョイントベンチャーは何度も沖縄に姿を見せている。しかし、よく似た形のスウィフトはあまり姿を見せない。
今回スウィフトがホワイトビーチに寄港したのは、海の日米合同演習に参加するからだ。

11月9日から16日まで行われる合同演習"ANNUALEX 18G"に参加する米艦は、海軍発表によれば、空母キティーホーク、巡洋艦カウペンス、シャイロー、駆逐艦ジョンSマケイン、フィッツジェラルド、ステゼム、ラッセン、マスティン、ハルゼー、原潜アッシュビル、シーウルフと高速輸送艦スウィフトとなっている。

原潜アッシュビルは11月1日に、またシーウルフは2日にそれぞれホワイトビーチに短時間寄港している。カウペンスとラッセンは11月4日にホワイトビーチに寄港した。

空母は佐世保を9日に出港して東シナ海を南下した。10日の時点で鹿児島・那覇の中間あたりにいると推定される。
佐世保に3隻、博多と鹿児島に1隻ずつ入港した米艦の動きと、ホワイトビーチに合同演習参加の米艦の半分近くが寄港したことも含めて考えると、合同演習の行われる海域は本州南部と沖縄近海だと思われる。

(RIMPEACE編集部)


'2006-11-11|HOME|