シリーズ・沖縄の基地を視る(55)

嘉手納の救難ヘリ、住宅地上空を頻繁に通過


最近は青い線のルートを飛ぶことが多い嘉手納の救難ヘリ

夏ころまでは民家の上を避けて出発していた嘉手納基地の救難ヘリが、ショートカットして滑走路の中央あたりで左旋回して、嘉手納町の住宅地の真上を飛んでいる。
米軍ヘリが基地周辺住民に配慮しないで飛び出した。

V字滑走路を持つ普天間代替基地計画では、ヘリは海上を旋回すると防衛庁は言う。しかし滑走路の西側にある演習場や基地に飛ぶときは、嘉手納の救難ヘリの飛び方から見ても、辺野古の集落の上を飛ぶことは充分にあり得る。
再編計画交渉時には飛ばないと言っていたはずの米軍が、緊急時にはV字滑走路の逆方向から、集落の上を通過して着陸するという。
ヘリの飛び方だって、海上だけという防衛庁の言い分を信じてはならない。

(RIMPEACE編集部)

上図の point 1 から撮影した救難ヘリの飛行(06.11.13 撮影)


point 2 から撮影した救難ヘリの飛行(06.11.15 撮影)

'2006-12-18|HOME|