シリーズ・沖縄の基地を視る(56)

F15と空中給油機、真夜中に嘉手納を離陸


離陸に備え点検中のF15(07.1.6 01:51 撮影)


アフターバーナーの炎をひいて離陸するF15(07.1.7 03:22 撮影)

1月6日と7日の未明に、また嘉手納基地周辺に爆音がたたきつけられた。米本土へ向かうF15戦闘機と、それを支援する空中給油機が嘉手納基地を離陸した。

今回の深夜離陸は、米本土で行われる米空軍の演習に嘉手納のF15が参加するためだ。しかし、深夜のF15や給油機の離陸は今回のような演習参加時だけではない。
製造年月の古いF15を新しいものに交換する作業が、数年のレンジで嘉手納で行われている。交代して米本土に戻るF15が、やはり深夜に嘉手納を離陸していく。

深夜に離陸する理由は、明るい時間に到着地に着陸したいからだそうな。中継地での時間調整を行えば、簡単に回避出きるはずの深夜の離陸を、米軍は全く変えようとしない。
安保があるから、何をしてもかまわないんだ、という米軍の本音が、真夜中の爆音の中にも含まれている。

(RIMPEACE編集部)


F15に先駆けて離陸するKC10空中給油機(07.1.7 03:04 撮影)


KC10に続いて離陸するKC135空中給油機(07.1.7 03:06 撮影)


'2007-1-11|HOME|