シリーズ・沖縄の基地を視る(6)

天願桟橋の事前集積艦


天願桟橋に入港したステファン・W・プレス。上空を飛ぶのは嘉手納を離陸したC130(04.11.15 撮影)

天願桟橋に11月15日、事前集積艦ステファン・W・プレスが入港した。当日朝、辺野古の沖合いをゆっくり南下していくこの船が目撃されている。
ステファン・W・プレスは、6月21日に天願桟橋に寄港しているのが確認されている。その後は佐世保に8月29日から9月1日、10月19日から27日に寄港している。九州から沖縄にかけての海域で洋上待機をしていて、時々佐世保、天願に入港するパターンなのかもしれない。
甲板の上にはおよそ百個のコンテナとともに、SLWT(Side Loadable Warping Tug)という平たいタグが10隻近く積みこまれている。横浜ノースドックに備蓄されている陸軍揚陸艇セットの中にも含まれていて、小さな港などに積載物を降ろすときなどに、沖合いでまずこのタグを降ろし、その上にコンテナなどを下ろして運ぶ。
ステファン・W・プレスは11月19日朝に、天願を出て南下していった。

(RIMPEACE編集部)


甲板上に、コンテナやSLWTがびっしりと積まれている。(04.11.15 撮影)


2004-11-23|HOME