シリーズ・沖縄の基地を視る(65)

ホワイトビーチ沖の原潜一時寄港


ホワイトビーチ沖に一時寄港した原潜ヒューストン。付いているのは中城港の民間タグボート


中央手前がタグ、右は警備の米軍ボート、左は海保のモニター船「かつれん」


津堅島の東方を東に向かう原潜ヒューストン。およそ10分後に潜航した(07.3.17 撮影)

3月17日9時58分から10時15分まで、原潜ヒューストン(SSN713)がホワイトビーチ沖に停泊した。通告された寄港目的は人員移送だった。

ホワイトビーチに寄港する原潜は、ほとんどの場合このような短時間の沖合い停泊だ。寄港目的は「人員移送」が多い。
今回たまたま一時寄港の現場を目撃して、人為移送とは何なのか疑問に感じた。多分6キロメートルくらい先に停泊している原潜の近くにいるのは、タグボートと米軍の警備ボート、それに海保の放射能モニターシップだけだ。
移送する人員を載せるのは警備ボートなのだろうか。

タグが原潜から離れると、原潜は向きを変えて津堅島の南側を回りこみ、東に向かった。海図で見ると深度200メートルくらいの位置で見えなくなった。出港から約50分後だった。

(RIMPEACE編集部)


推定停泊位置と潜航までの推定航跡(沖縄県作成「沖縄の米軍基地」の中の地図を加工して作成)


'2007-3-22|HOME|