シリーズ・沖縄の基地を視る(67)

F22ラプター、嘉手納を去る


真夜中に爆音とともに嘉手納基地を離陸したF22ラプター戦闘機(07.5.10 3:12 撮影)


F22が米本土まで飛ぶのを支援するKC10空中給油機。 (同日 3:04 撮影)

2月から嘉手納基地に展開して、密度の高い訓練飛行を繰り返していたF22ラプター戦闘機12機は、 5月10日未明から朝にかけて、嘉手納基地を飛び立ち、バージニア州ラングレー基地に向かった。
嘉手納基地周辺自治体や住民の「せめて真夜中の離陸はやめてほしい」というごくささやかな要求も無視された。
午前3時過ぎの離陸開始、その数時間前からのエンジン始動で、嘉手納基地周辺にはエンジン音が鳴り響いた。

トラブルで離陸を10時過ぎに延ばした機体もあった。着陸する際に夜にならないように、という理屈で嘉手納を真夜中に離陸する ひどいやり方も、米軍の都合ひとつで変えられることを如実に示した、今回のラプターの離陸だった。

(RIMPEACE編集部)


飛行隊の兵士が見守るなか、離陸に向けた準備を始めるF22 (同日 0:15 撮影)


F22の離陸準備が進められる、真夜中の嘉手納基地 (同日 0:27 撮影)


'2007-5-17|HOME|