シリーズ・沖縄の基地を視る(71)

天願桟橋で繰り返される弾薬積み下ろし


 貨物船グローバル・パトリオットに積み込むために運ばれてきたコンテナ(07.6.22 撮影)


天願桟橋に入港した貨物船ケープヤコブ(07.6.29 撮影)

天願桟橋は弾薬を沖縄に運び込んだり、沖縄の弾薬庫から島の外に運び出すときの拠点だ。
6月21日に貨物船グローバル・パトリオットから弾薬入りのコンテナが天願桟橋に下ろされたが、翌22日には、別のコンテナが グローバル・パトリオットに積み込まれた。
このコンテナには不燃性・非毒性ガスのラベルが貼られていた。船に積み込まれたのは弾薬ではなく、弾薬庫で使用する ガスボンベの類ではないか。

1週間後の6月29日、今度はRRFの貨物船ケープヤコブが天願桟橋に寄港しているのが確認された。
ケープヤコブは米海軍の弾薬を輸送する任務についている(The Naval Institute Guide to the Ships and Aircraft of the U.S. Fleet より)
弾薬庫のある横須賀に来た記憶はないが、佐世保と天願桟橋には頻繁に寄港している。時には1ヶ月以上滞在することもあり、弾薬の 積み下ろしだけでなく、準母港的に天願桟橋が使われている疑いもある。

(RIMPEACE編集部)(写真は 読者YMさん 撮影)


'2007-6-30|HOME|