シリーズ・沖縄の基地を視る(76)

普天間に外来ジェット騒音源 


普天間ではあまり見かけないジャンボ輸送機C5ギャラクシーが駐機していた(07.8.15 撮影) 

8月15日正午の普天間基地に、1機のC5ギャラクシーが駐機していた。米軍が持つ最大の輸送機だ。
嘉手納にはしょっちゅう飛来するが、普天間に来るのはまれなことだ。

この1月に普天間基地に連日ギャラクシーと、それに匹敵する大きさのロシアのアントノフが飛来していた。中東の軍事作戦に使う ヘリが不足して、普天間のヘリを急送するためだった。
今回の飛来目的はなんだったのだろうか。

その2日後には、今度は海兵隊岩国基地からFA18ホーネットが2機飛来した。11時半着陸、12時半離陸で、その間に 黄色いタンクローリが2機に給油をしていた。
このあわただしい飛び方は、クロスカントリーと呼ばれる基地間飛行訓練ではないか。1ヶ月前に岩国基地に6ヶ月のローテーション配備 でやってきたVMFA−314の所属機が、普天間基地への着陸や給油の経験を積むこともあわせての移動訓練だったと見られる。

(RIMPEACE編集部)(写真 世嘉良 学)


第314海兵戦闘飛行隊(VMFA-314)所属の2機のホーネットが離陸に向けて動いている。


アフターバーナーを焚いて離陸するホーネット。風下は特にひどい騒音に襲われる(07.8.17 撮影)


'2007-8-18|HOME|