シリーズ・沖縄の基地を視る(79)

ホワイトビーチのミサイル観測艦


沖縄・ホワイトビーチの海軍桟橋に入港したオブザベーション・アイランド(07.9.20 世嘉良 学 撮影)

9月20日にミサイル観測艦オブザベーション・アイランドがホワイトビーチに入港していることが確認された。この船は沖縄に寄港する ときは那覇軍港に入るのが常で、ホワイトビーチに入るのは珍しい。

オブザベーション・アイランドとともにミサイル実験を監視するのが赤外線センサーを備えた大型偵察機RC135Sだ。こちらは 9月12日に、嘉手納基地に2週間ぶりに飛来している。そして台風避難の時期を除いてRC135Sは嘉手納からの飛行を繰り返し、 20日にどこかに飛んでいった。

航空機と艦船の対処スピードの違いを考えると、オブザベーション・アイランドが入港する数日前にはミサイル実験監視の任務は終わって いたと思われる。RC135Sの飛行が南西に向かっていたと推定されるので、オブザベーション・アイランドも南シナ海あたりにいたと 思われる。

オブザベーション・アイランドは21日午後まではホワイトビーチに停泊していたが、翌22日朝には姿を消した。この船にしては 短い停泊期間だった。

(RIMPEACE編集部)


嘉手納基地に着陸したミサイル実験探知機RC135S(07.9.12 撮影)


'2007-9-22|HOME|