シリーズ・沖縄の基地を視る(8)

津波被害救援で大型機の輸送拠点となった嘉手納基地


管制塔の手前に並ぶC17大型輸送機。手前は着陸したRC135V電子偵察機(05.1.18 撮影)


一月中旬には、巨人機C5ギャラクシーが何機も嘉手納基地に飛来した(05.1.19 撮影)

1月中旬の嘉手納基地には、大型輸送機がゴロゴロしていた。ギャラクシーを4機も一度に見るなんて、あまりないことだ。荷物を積みこんでは巨体を持ち上げて離陸していく。行き先はタイなど東南アジアの津波被災国のようだ。

沖縄の米軍は、イラクに行った部隊以外は、相当数が津波被害救援に動員された。佐世保に残っていた揚陸艦フォートマッケンリーや、那覇軍港を定係港とする高速輸送船ウェストパック・エクスプレスで、ヘリや車両、海兵隊員を送りこんだ。

沖縄米軍のヘリがイラクと東南アジアに根こそぎ動員された。嘉手納基地には巨大な輸送機が何機も離着陸していた。救援行動もそうだが、軍事輸送でも嘉手納は、そして沖縄は東南アジアへの動員拠点となっている。

(RIMPEACE編集部)


貨物を積みこみ離陸したC5ギャラクシー。別のギャラクシーも待機している(05.1.20 撮影)


2005-2-12|HOME