シリーズ・沖縄の基地を視る(85)

嘉手納基地のPAC3展開訓練用装備




嘉手納基地内に、パトリオット(PAC3)の訓練用装備材が集積されている (07.11.16 撮影)

2006年10月に嘉手納弾薬庫に米軍のMD用のパトリオット・ミサイルPAC3が運び込まれた。そのとき、部隊がPAC3の 展開訓練を行うための模擬ミサイルや車載レーダーも米本土から運び込まれた。訓練セットは嘉手納基地の大型機のハンガーの裏に置かれて いたが、その後、ヘリの格納庫の裏、国道58号線に面した場所に500メートルほど移動した。

展開訓練は、基地の周回道路を使って移動し、嘉手納道の駅の前を通って滑走路の反対側の丘の上で行われる。レーダー、発射筒、管制車両などが並ぶ。レーダーの向きは 北北西のことが多い。

実弾をセットした本番のMD用のPAC3は、嘉手納基地に隣接する嘉手納弾薬庫地区に人目につかないように分散配置されている。

(RIMPEACE編集部)


嘉手納基地内の丘でPAC3展開訓練中の陸軍部隊。右が発射筒、左端にレーダー。 (07.5.20 撮影)


'2007-12-23|HOME|