シリーズ・沖縄の基地を視る(86)

海兵隊攻撃ヘリの装弾は嘉手納で



訓練に出かけるAH1(上)と、普天間に帰投する同じAH1。黒いロケットランチャーの有無が相違点だ

1月16日に、嘉手納から5機の海兵隊ヘリが飛び立ち、北部の訓練場で地上制圧訓練を行ったとみられる。
弾薬庫がない普天間基地では、AH1攻撃ヘリの武器(対地ミサイルやロケットなどの重火器)を装備することができない。
そのため、全機が嘉手納に集合し、AH1が武装を行い、その後編隊を組んで飛び立つ。

16日、AH1はロケットを装備していた。ロケットランチャーを機外につけて、CH46輸送ヘリ2機とUH1汎用ヘリ2機とともに編隊を組んだ。
1時間半後に嘉手納に戻ってきた5機のうち、AH1だけが居残り、武装の解除を受けた。
ロケットランチャーを外したAH1は普天間に帰投し、残されたロケットランチャーは、海兵隊の輸送車両に載せられ、トラックがけん引して嘉手納弾薬庫に 戻された。

辺野古にヘリ基地が作られれば、弾薬庫に隣接する海兵隊のヘリ基地となり、米軍にとって使い勝手がよくなることは言うまでもない。

(RIMPEACE編集部)(写真はすべて 08.1.16 撮影)



訓練から戻ってきたAH1から外したロケットランチャーが、トラックで弾薬庫に運ばれる


'2008-1-16|HOME|