シリーズ・沖縄の基地を視る(8)

嘉手納基地と自衛隊 05年1月



嘉手納でスクランブル任務についている空自のF4ファントム(05.1.20 撮影)

嘉手納基地には空自の輸送機(C1,C130)が定期的に飛来する。米軍があちこちで戦争を始めるものだから、米軍の輸送機も戦場に展開してしまい在日米軍の基地間輸送が手薄になった。それを補うために、空自の輸送機が動員されている。イラクで空自機が米軍のために輸送を行っているが、そのさきがけだ。

那覇空港の滑走路が夜間に修理されるため、その工事期間中、那覇基地でスクランブル任務についていた空自のF4が嘉手納に移動して、スクランブルを行っている。スクランブルの有無にかかわらず、点検のため毎日一回は二機のファントムが嘉手納基地の滑走路で、ハイスピードの地上滑走を行っている。

1月20日には、要人輸送にも使われる空自のU4が飛来した。これまでの空自大型輸送機による物資の輸送だけではなく、米軍幹部の基地間輸送まで空自が引き受けるようになったのだろうか。そんな疑問を抱かせるU4の飛来だった。

(RIMPEACE編集部)


嘉手納と横田の間を定期的に結ぶ空自のC1輸送機。(05.1.20 撮影)


米軍基地間の人員輸送も行うのか? 空自のU4連絡機。(05.1.20 撮影)


2005-2-13|HOME