シリーズ・沖縄の基地を視る(90)

パトリオットと星条旗


パトリオット・ミサイルの展開訓練場の横に翻る星条旗(08.5.20 撮影)

嘉手納基地の滑走路の東側の丘の上に、パトリオット・ミサイルの移動展開のための訓練場がある。最近、その訓練場の横に星条旗が掲げられるようになった。

機材置き場から移動したアンテナなどの設備が展開されているときも、また撤収したあとも、星条旗は変わらずにはためいている。
パトリオット部隊として本国から嘉手納に来ている陸軍兵士の不祥事が続く中で、愛国心を鼓舞してパトリオット部隊の「誇り」を強調するために、新たなポールを立てた のだろうか?

訓練機材が並んでいる空軍のハンガーの裏手(国道58号線沿い)に、以前はなかった砂漠迷彩のトラックが、ジャングル迷彩のトラックと一緒に並んでいる。
部隊が中東に出かける準備とは思えないが、沖縄に配備されたPAC3部隊の装備が砂漠迷彩では、目立って仕方がないと思うのだが。

(RIMPEACE編集部)


発射台が持ち上げられたまま保管されているパトリオット訓練用機材


なぜか中東の戦場に適した薄茶色に塗られた車両も並ぶ訓練用機材置場(08.5.22 撮影)


'2008-5-22|HOME|