シリーズ・沖縄の基地を視る(92)

救難ヘリの訓練が激しい嘉手納基地


2機編隊で訓練に飛び立つHH60救難ヘリ(08.5.20 撮影)


コンバット・レスキューが主任務のHH60には、機体の両側に機銃がセットされている (08.5.21 撮影)

F15の飛行が少なくなって目立つのは、KC135空中給油機とP3C対潜哨戒機のタッチアンドゴーやローパスだが、それに負けずに嘉手納の救難ヘリHH60の 訓練飛行も盛んだ。
機体前部のドアの横に左右に機銃を装備したHH60が、基地の西側を飛行コースにしてタッチアンドゴーを繰り返している。時に、嘉手納町の住宅の上を飛行することも ある。

軍隊の救難ヘリの救助対象は、撃墜されて敵地に降下したパイロットだ。小火器を空中から圧倒する火力として重機関銃を装備する救難ヘリは、攻撃ヘリと同じ機能を 発揮する。語感が似ている防災救助ヘリとは、似て非なるものがある。

HH60は、多機能ヘリとして物資の積み下ろしなども任務に入っている。救難ヘリの駐機場の上で、1メートル立方ほどの容器を吊り下げつり上げ訓練しているHH60 が遠望されている。

(RIMPEACE編集部)


物資の吊り下げ、つり上げ訓練を行うHH60 (08.5.21 撮影)


'2008-5-22|HOME|