シリーズ・沖縄の基地を視る(98)

RC135電子偵察機が常駐する嘉手納基地



7月9日午後、嘉手納に飛来したRC135V/W電子偵察機(64-1845)

嘉手納基地の常駐機のひとつがRC135V/W電子偵察機だ。どこででも見られるような機体ではないが、嘉手納には交代で本国から派遣されてくる。

地上から発せられる電波をキャッチするには、アンテナの位置は高ければ高いほど感度がよくなる。「空飛ぶアンテナ」の感度の良さは推して知るべしだ。
通信回線から漏れる微弱な電波を拾って内容を解析したり、暗号化された通信の頻度を調べたりして、いざというときの変化を推定する材料を蓄積するのが、電子偵察機の 主要な任務だそうだ。

中国の領海のすぐ外から朝鮮半島まで、嘉手納に配備される電子偵察機の「活動範囲」は広い。
1週間ほど配備に隙間があったRC135V/W電子偵察機が、7月9日午後3時半ころ嘉手納に飛来した。また、嘉手納を拠点に偵察飛行を行う態勢が整った と言える。

(RIMPEACE編集部)


'2008-7-9|HOME|