シリーズ・沖縄の基地を視る(16)

輸送艦入港が相次ぐ那覇軍港


那覇軍港に並ぶ2隻の高速輸送船。左が海兵隊輸送用のウェストパック・エクスプレス、右が陸軍輸送用のスピアヘッド。


双胴高速船スピアヘッドの船首部分は、独特の形をしている。なぜか熱帯魚のアロワナに似ている。(05.7.5 撮影)

7月4日〜5日朝にかけて、米海軍の高速輸送艦スピアヘッド(TSV−1X)が那覇軍港に入港していた。海兵隊用の高速輸送艦ウェストパック・エクスプレスと並んでいた。

スピアヘッドは陸軍用の輸送艦で、5日夕方にはホワイトビーチの陸軍岸壁に停泊していたが、翌日には居なくなっていた。那覇軍港では、在韓米陸軍が訓練で使った装備を下ろしたのではないだろうか。

スピアヘッドが居なくなったバースに、翌朝には民間自動車輸送船「かりゆし」が停泊していた。海兵隊の車両や榴弾砲を積みこんでいた。7月15日から実弾射撃が行われる東富士演習場に運ぶものだ。
「かりゆし」は7月8日朝、横浜ノースドックに入港、海兵隊のブツを下ろして、2時間半後には出港している。

(RIMPEACE編集部)



スピアヘッドの居たところに接岸した「かりゆし」。東富士で行われる海兵隊の榴弾砲発射訓練のための砲や車両を積みこんだ。(05.7.6 撮影)

[参考ページ]
沖縄県道十四号線越え実弾射撃訓練の分散実施について(東富士演習場関連)(05.6.16 防衛施設庁)


2005-7-13|HOME