シリーズ・沖縄の基地を視る(19)

嘉手納基地・JASEX参加の空軍機


ジョージア州ロビンズ基地から飛来したE8ジョイントスター(05.8.14 撮影)



アイダホ州マウンテンホーム基地から飛来したF15Eストライクイーグル(05.8.14 撮影)

8月7日から13日まで、沖縄周辺海域で行われたJASEX'05は、米海空海兵隊の3つの軍が、統合して戦闘を行う訓練だった。しかも航空機や揚陸艦で、ホームベース以外の基地から出撃するものが多かった。きわめて実戦に近い環境での訓練だった、と言える。

嘉手納基地が、空軍と海兵隊航空部隊の出撃基地となった。8月1日から2回に分けて、F15E戦闘爆撃機が嘉手納に飛来した。
また、7日には地上監視機E8ジョイントスターが飛来した。胴体下部の側視レーダーで地上の戦車の動きなどを監視するための機体だが、今回は海上の船舶の動きを捉える任務で演習に参加したと見られる。米海軍の電子偵察機EP3と交互に飛んでいるのが目撃されている。

ジョイントスターは14日に嘉手納からホームベースに向かって離陸した。ストライクイーグルは、米空軍広報資料によれば嘉手納にとどまり、通算約一ヶ月間嘉手納をベースにした訓練を行う。嘉手納基地周辺の3自治体は、外来機の一時移駐反対、JASEXの中止を求めたが、その要求を無視して、演習終了後もF15Eは居座るつもりだ。

(RIMPEACE編集部)


2005-8-16|HOME