シリーズ・沖縄の基地を視る(29)

普天間基地の重輸送ヘリ、E型に更新か


11月25日夜、日付が変わる直前に普天間基地に飛来したチャーター機からCH53Eがおろされた(05.11.26 夜明け前 撮影)

岩国から普天間に移動してきている重輸送ヘリCH53Dが、一部E型(新しい型)に交代した。ロシアの大型輸送機をチャーターして、米本土から運んできたようだ。

大型輸送機アントノフは、11月20日に続き25日にも普天間基地に飛来した。26日の夜明け前にCH53Eを2機下ろし、代わりに、駐機していたCH53Dを積みこんだ。E型のボディーにかかれていたコードから、カリフォルニア州ミラマー基地の所属機だったと見られる。

D型より新しいE型は、アフガンやイラクに駆り出されたために、普天間基地には31MEUの航空部隊用に岩国にいたCH53Dがやってきた(これが昨年8月に墜落事故を起こしている)
今回、普天間基地にCH53Eが配備されたのは、31MEUが再び中東に送り込まれるときに、性能の高い型を配備しておきたい、という海兵隊の意向の反映だろう。いろんな部隊からE型をかき集めたのかどうかは不明だ。今は4機が入れ替わっただけだが、さらに更新が進み全機がE型になると見るのが自然だろう。

(RIMPEACE編集部)


11月17日には、D型がハンガーの中も含めて3機しかいなかった。この日、1機が岡山で不時着している(05.11.17 撮影)


2005-11-30|HOME