シリーズ・沖縄の基地を視る(31)

久しぶりに姿を見せた高速輸送船


那覇軍港の「定位置」に停泊中の高速輸送船ウェストパック・エクスプレス(05.12.3 撮影)

10月19日に佐世保を出港して以来、しばらく姿を消していた高速輸送船ウェストパック・エクスプレスが、一月半ぶりに姿をあらわした。機関の故障が疑われていたが、その修理が完了したのかもしれない。

横浜ノースドックに12月1日夜寄港、翌2日朝出港して那覇軍港に向かった。このとき、横浜に入る前の港は「金武湾」となっているから、レッドビーチから来たものと思われる。
ジュゴンの家・日誌(11月30日)には、辺野古の沖を北上する写真が掲載されている。金武湾から横浜に向かった時の写真だ。
12月3日には既に、那覇軍港の補修が完了した岸壁に停泊していた。さすがに速い。

沖縄海兵隊の輸送のためにMSCがチャーターしたウェストパック・エクスプレスは、その「活動」が海兵隊に評価されて、05年10月1日からの再契約を交わしている。
「中間報告」に掲げられている「後方支援」で例示されている高速輸送船HSVは、ウェストパック・エクスプレスに対する沖縄海兵隊の評価が下敷きになっている、と言っても過言ではない。

(RIMPEACE編集部)


海洋調査船ボウディッチも、ウェストパック・エクスプレスの後に泊まっていた(05.12.3 撮影)


2005-12-14|HOME