シリーズ・沖縄の基地を視る(35)

天願桟橋で弾薬を下ろす補給艦


弾薬補給艦フリントの艦尾では、ミサイル入りの容器が桟橋に下ろされていた(1.17 撮影)


翌日は8インチ砲弾らしきものを下ろしていた。軍の消防車も見回っていた(1.18 撮影)

金武湾に面した天願桟橋は、弾薬などの危険物を船に積みこんだり、船から下ろす時に使われる、米軍の桟橋だ。沖合いにはタンカーが油を運んできて、海中のパイプラインを通じてタンクに入れるための受け口もある。
佐世保を1月14日に出港した弾薬補給艦フリントが、16日には天願桟橋に接岸していた。艦の後部甲板ではフォークリフトが動き回り、船倉から出してきたミサイル入りの容器を甲板に積み上げていた。

翌17日、ミサイル容器が民間トラックなどに積みこまれた。容器には "ROCKETS, LIQUID FUELLED" などの記載があった。

18日には、8インチ砲弾らしきものが多数、甲板に積まれていた。艦備え付けのクレーンで桟橋に下ろされた砲弾は、フォークリフトでトラックに積みこまれた。

これらの弾薬を積んだ車両は、嘉手納弾薬庫に向かった。追跡結果はシリーズ(36)で掲載予定だ。

(RIMPEACE編集部)


2006-1-23|HOME