シリーズ・沖縄の基地を視る(36)

天願桟橋から嘉手納弾薬庫へ、弾薬輸送を追う


天願桟橋を弾薬を積んで出てくるトラック。後方は弾薬補給艦フリント(1.18 撮影、以下同じ)


公道に出る前に、弾薬にカバーをかける民間輸送業者


県道75号から国道329号に入り、倉敷ダムへの標識のある交差点を右折



嘉手納弾薬庫のゲートを入る弾薬輸送トラック。トラックが入るとすぐにゲートは閉められた。

弾薬補給艦フリントが天願桟橋に下ろした弾薬は、民間業者などの手で嘉手納弾薬庫に運ばれた。
1月17日のミサイル入りの容器も、18日の砲弾も、下図にプロットした全く同じルートで運ばれた。

嘉手納弾薬庫は、嘉手納基地に隣接しているが、入り口は多数ある。天願桟橋から運びこむときは、国道329号線に近いゲートを使う。

弾薬輸送車の後に軍のポリスカーがついて、天願桟橋の前を素通りしてキャンプコートニー方面に走り去るのも目撃した。このルートは弾薬輸送に常に使われているルートだ。

今回の輸送は、トラックがコンボイを組むでもなく、パトカーもつかずに一台ずつ走っていた。この程度の弾薬輸送は、沖縄では特別なことではないのだろうか。
爆発物輸送中を示すプレートを前後左右につけたトラックが公道を走るのは、あまりお目にかかりたくない光景だ。

(RIMPEACE編集部)


弾薬輸送経路。沖縄の米軍基地(沖縄県基地対策室、2003.3)の図を使用

2006-1-24|HOME