最新鋭の海洋調査船、那覇軍港に入る


那覇軍港に停泊中の海洋調査船メアリー・シアーズ(2004.1.23撮影)

1月23日午前、天皇沖縄訪問警備の警察車両が目に付く那覇市内から空港に向かって歩き出したときに、高速輸送艦ウェストパック・エクスプレスと並んで、白い海洋調査船が那覇軍港に停泊しているのが見えた。
6隻いる同型(パスファインダー級)の海洋調査船の6番艦、メアリー・シアーズだった。22日中に入港したと思われる。恐らく、「本邦初」デビューだろう。
対潜水艦戦闘に備えるために、海底の起伏や音波の伝わり方を調査してデータを蓄積していくための船が、このパスファインダー級の調査船だ。
以前は、このクラスの調査船で佐世保や横浜ノースドックなどに入港することが多かったのは、2番艦のサムナーと3番艦のボーディッチだった。最近は、佐世保や那覇軍港に5番艦のブルース C.へーゼンがよく寄港している。また、12月には4番艦のヘンソンもホワイトビーチに入港している。
最新の調査船が那覇軍港に寄港したことは、沖縄近海での海洋調査がどんどん新しい船に移行しているあらわれだろう。この海域が潜水艦作戦で重視されている証拠とも言える。


メアリー・シアーズの艦首と艦尾

(RIMPEACE編集部)


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