第7艦隊海上交通の要、ホワイトビーチ

8月6日から10日にかけて、CARATに参加した米海軍艦艇が続々とホワイトビーチに寄港した。CARATは米海軍と東南アジアの各国が個別に行う合同訓練で、今年はブルネイ、インドネシア、タイ、マレーシア、シンガポール、フィリピンと米軍の間で行われた。米海軍の参加艦艇は、揚陸艦アンカレッジ、巡洋艦ビンセンス、フリゲート艦ジョージ・フィリップ、救難艦サルボア、沿岸警備隊カッターの5隻だった。そのうち沿岸警備隊カッターを除く4隻が、フィリピンとの演習終了後に相次いでホワイトビーチに寄港した。
ジョージ・フィリップスは4日間滞在したが、あとの3隻は1、2日の在港だった。
下の写真はジョージ・フィリップとアンカレッジ、ジョージ・フィリップとビンセンス、出港するサルボア。






9日から10日にかけて、グアムに本拠のある事前集積艦が2隻、ホワイトビーチに寄港した。沖合い停泊だけで荷揚げなどは無かった。これは推測だが、韓国への展開訓練のあとグアムに戻る途中に寄港した、という感じだった。


  


その他、香港から横須賀へ戻る途中のフリゲート艦ギャリー、あちこちの港に顔を見せる高速輸送艦ウェストパック・エクスプレス、極東の米軍基地間の石油輸送を担当するタンカー・モンタークもホワイトビーチに寄港した。原潜の入港のみが注目されがちなホワイトビーチだが、通常動力の第7艦隊艦船の海上交通の要ともなっている。


'2002-8-18|HOME|