米軍、沖縄のPAC3ミサイル部隊を岩国、横田に展開(1)


岩国基地の中に展開したPAC3部隊の5基のミサイル発射装置、レーダーなど


防波堤の上から先端を見せるPAC3の本体部分(18.10.30 戸村 良人 撮影)

米海兵隊の管理する岩国基地と、空軍が管理する横田基地に、沖縄の陸軍ミサイル部隊(PAC3部隊)が展開している。PAC3の入った発射筒が斜め上空を向いて立ち上がっている。

極東の米軍の港と米本土を巡回して軍事物資を動かしている輸送船がある。グリーン・レイクという貨物船が、現在その任務についている。

グリーンレイクは米本土からグアムに立ち寄り那覇軍港に寄港した。そのあと10月20日に岩国に寄港した。22日には横浜ノースドックに寄港し、陸軍ミサイル部隊の車両、発射装置などを 陸揚げした。これらの車両群は横田に運ばれて、24日に組み立てられた。
岩国でもグリーン・レイクが出港した後に、ミサイル部隊が展開して、PAC3が立ち上がった。

グリーン・レイクが沖縄から、嘉手納弾薬庫に展開するPAC3の部隊を載せて、岩国と横浜に下したのだ。(続く)

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)


横田基地の滑走路近くに展開したPAC3部隊の5基のミサイル発射装置(白丸)、レーダーなど


撤収のために発射装置からミサイル本体を外す米兵


PAC3部隊の装備・車両。右にレーダー、左手前に発射装置。テントもある


展開するミサイル部隊の横を、空軍のC32輸送機が離陸した(18.10.30 頼 撮影)


2018-10-30|HOME|