相模総合補給廠の172倉庫、1999年2月にPCB含有廃棄物が、保管されていると「PCB保管を示す看板」 を発表して以来足掛け6年、相模総合補給廠に保管されていたPCB含有
廃棄物の撤去を求めて、様々な運動があり、今年5月、ほぼ全量が米本 国に搬出、処理工場に向ったと考えられていたが、米軍や日本政府から
は正式発表が無かった。
ところが、8月16日外務省が「在日米軍が管理するPCB含有物質の
米国への搬出作業」という発表を行い 注視していたところ、8月下旬 からPCB保管倉庫 から家具類の出し入れがあり(写真下)、ついに9月2日にはPCB表示の
看板が取り外された。
在日米軍のPCB含有廃棄物は相模総合補給廠のテナント部隊、DRMO相 模の所管。とりあえず、国内の PCB含有廃棄物がすべて米本国に送られたため、空いた倉庫を家具類の
倉庫に使うものと見られる。
今後は使用中のPCB含有物が順次廃棄物になり、その段階での適正な 処理が行われる模様を注視したい。
(金子ときお・相模原市議)