PCB、さまよいの軌跡



相模DEPOTを3月23日に出た、PCB汚染廃棄物の詰まったコンテナは、その日のうちに横浜・本牧埠頭から COSCOの貨物船ワンヘ号に積み込まれて出港した。この船は、香港、横浜、ロングビーチ、シアトル、バンクーバーを結ぶ定期コンテナ輸送船。4月4日にシアトルに入港する前に、カナダがバンクーバーでのPCBの搬入を拒否、その結果処分場のあるカークランドレイクに持ち込むことが不可能になった。
ペンタゴンは米環境保護庁と交渉して、シアトルで一時保管することになったが、港湾労働者が荷揚げを 拒否、結局PCBを積んだまま次の寄港地のバンクーバーに向かい、現地時間で4月9日(日本時間で4月10日)にそのまま横浜港に向けて出発した。
横浜入港は18日朝の予定、と報じられている。


シアトルに入港したワンヘ号(ロイター配信)


ワンヘ号と同型と見られる輸送船(COSCO社のホームページより)

2000.4.15|HOME