相模補給廠のPCB、17日未明に横田へ

 
17日未明、PCB廃棄物を積んで相模補給廠から出てきたトレーラー


17日午前4時ちょうど、相模総合補給廠から、米軍の小型トレーラー6台に積み込まれたPCBを含む廃棄物が運び出された。
前後にDLA(国防兵站局)のワゴン車やアメリカ大使館の車を従えたトレーラーの隊列は、国道16号を八王子方面に向かった。
私(金子)は、行方を確認するために、この隊列を追跡した。横田基地第5ゲートから基地内に運び込まれたのは午前4時50分だった。
今後、米軍機でアメリカ本土に運ばれると、思われる。

 この間米軍は、相模原市からの再三の情報開示の求めにも応じなかった。地元の自治体に何も知らせずに、有害廃棄物を闇に紛れて
搬出するなど、常軌を逸した行動であり、非常に問題だ。
 米軍は相模総合補給廠に保管されている、他のPCB含有廃棄物の、一日も早しい本国持ち帰りと、現状の立ち入り調査を認めるべきだ。

                                   金子 豊貴男(相模原市議)


2月17日付けの星条旗新聞によれば、今回の搬出は米国製のPCB含有物で、全部で80トン出すうちの一部だ。ペンタゴンのスポークスマン、デビッド・ゲイ中尉は、この記事の中で次のように語っている。「このPCB廃棄物は、合衆国に到着後、アラバマ州ペルシティに運ばれて処分される。処理業者はトランスサイクル社(前回カナダ向けに搬出したときの請負業者、本社アラバマ州・・訳注) 空輸をするのは、できるだけ早く運び出すという日本政府への約束を尊重するからだ」(抄訳 RIMPEACE編集部)
2001-2-17|HOME