相模補給廠にPCB含有物大量保管
記者発表資料
1999・12・15
相模原市議 金子豊貴男
相模補給廠のPCB含有物135(134785Kg)トン以上保管 米情報公開資料の分析調査結果から
要旨 今年2月、相模補給廠にPCB保管と発表し、その事実は米軍も認めた。
以後、撤去を求めつつ、実態把握に努めてきたが、同時に米情報公開制度で、米 軍にPCBの保管状況を情報公開請求、4月30日と6月18日の二回に渡って、D
RMO Asia Zone Officeから資料が公開された。しかし、公開さ れた資料は膨大で、かつ、ほとんどが記号による表記など、分析に時間がかかった。
今回翻訳整理ができたので発表する。
分析結果
- 現在相模補給廠に保管されているPCB含有物は公開されたものだけでも22 6アイテム、総量で135トン以上、134785Kg
*注 公開され、分析できた資料は、99年7月24日までに搬出する契約だった が、何らかの理由で、現在も相模補給廠に保管されているものであり、(搬出の形
跡なし)、実際はこれの倍以上のものが保管されている。
- PCB含有物は PCBオイルを初め、トランス、コンデンサー、遮断機、汚染 されたパレットなどの材木類、グローブ・ウエスト、バラスト、ペイントなど様々
な種類があり、55GL,85GLドラム缶に詰められたり、大型のトランスなど は木枠の台座の上に置かれて保管されている。
- PCB含有物は、日本全国の米軍基地から持ち込まれており、判明したものだけ でも空軍の三沢、横田、嘉手納、海軍の横須賀、厚木、佐世保、陸軍のキャンプ座
間、沖縄の海兵隊、などがある。
- これらのPCB含有物はカナダに本社のある国際的なPCB処理会社『TRAN SCYCLE INDUSTRIES』と契約して日本から搬出の予定であった。
- 現在、相模補給廠内でPCB含有物が保管されているのは、NO114倉庫から 移った172倉庫、及びNO173倉庫と野積み状態のトランスである。
- 市として、国を通じての実態把握、撤去要求だけでなく、市独自の立入調査や 米軍への撤去申入れ、情報公開請求など積極的な対応を望む。
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