相模総合補給廠に新たに車輌搬入
APS−4・陸軍戦時備蓄の表示車輌を確認 


相模総合補給廠に搬入される陸軍のトラック


ウィンドウには輸送ラベルやAPS−4のラベルが貼ってあった(07.7.30 撮影)

7月30日午後、相模総合補給廠に新たにトレーラーに積まれた新型トラックなどの搬入を確認 した。筆者が確認したのはトレーラー3台だが、その後もピストン輸送を行なっているようだ。
トラックに貼られていた輸送ラベルなどから、今回の搬入車輌は陸軍戦時備蓄(APS−4) の資材の一つで、補給廠の戦争備蓄資材が増えて保管されることになり、基地の強化であること がはっきりした。 

輸送ラベルによれば、搬入された車輌は 陸軍資材コマンドの下に位置する米陸軍、戦車・車両、装備コマンド (ミシガン州ワーレン)が送り主であることがわかった。
米陸軍戦車・車両、装備コマンドが管理するAPS−4の車両が、補給廠に運び込まれたとい うことになる。

この車両の積出港は米西海岸のポート・ヒューニーメ、積み下ろし港は横浜となっている。台数があまり多くない せいか、輸送ルートをつないで運ばれたようで、マルエーフェリーが東京港までの輸送を分担している。 このフェリー会社は那覇新港と東京・有明埠頭を結ぶ定期航路を持っており、今回の車両は沖縄・東京を経て 横浜に運ばれたと推定される。

運び込まれた車両は現在、補給廠の東側に並べられ点検などの作業が行なわれている。その数は10数両ではないか。

 米軍は補給廠の機能強化につながるAPS−4の資材搬入を止めるべきだ。
また、相模原市は今回の搬入について、米軍と日本政府に抗議し撤去を申し入れるべきだ。

(相模原市議会議員・金子豊貴男)


補給廠の東側に並べられた車両群(07.8.8 撮影)


'2007-8-15|HOME|