相模補給廠のBCTC建設状況を追う  その3


相模補給廠内の戦闘指揮訓練センター建設工事現場(09.10.23 撮影)
 

 10月1日に、基礎の捨てコンを打った戦闘指揮訓練センター(BCTC)の新築現場は、 10月23日、やっと基礎本体のコンクリート打設にこぎつけた。
10月15日には、現場の両端に中型のラフター、真ん中に5t位の小型ラフターと、3台の移動式クレーンを配置し、鉄筋や型枠を 所要な所へ配っていた。鉄筋足場を作るほどの大掛かりな基礎ではなさそうだ。
コンクリ打設の時、作業員の胸から上が見えていたので、小ぶりの地中梁なのだろう。

 現場の写真の中で、鉄筋の端に黄色いプラスチックのキャップがかぶされているが、柱の主筋ならば柱により、鉄筋の本数が異なる のに、どれも4ヶ所づづかぶされている。
縦に伸びているのは、鉄筋でなく、鉄骨の柱のアンカーだ。割と短いスパンの設計だ。見えない西側はともかく、東側は、講堂のような大きな空間は、少なくとも 1階には必要は無いようだ。
以前リムピースの報告で、BCTCの基本平面が出ているが、それも小部屋が多い。

 電気の配線をする配管も埋められていた。金曜日にコンクリ打設し、土日を使って、コンクリ養生をして、来週の火曜日あたりから、型枠 バラシ、埋め戻し、設備配管をして、躯体の建て込みが始まる。割とゆっくりしたペースだ。

 コンクリ打設で西門は、生コンのミキサー車の出入りが激しい。
そんな中、「座間市基地返還促進等市民連絡協議会」の一行を乗せたバスが出てきた。キャンプ座間の第一軍団司令部の関連施設ということで、BCTCの新築現場の視察 に来たのだろう。協議会の報告も聞きたい。 

(相模原市在住・田中 昭、 写真も)


相模補給廠の西門から出てきた生コン車(09.10.23 撮影)


2009-10-24|HOME|