また相模補給廠で焼夷弾発見

1月25日午後4時ごろ 相模補給廠の戦闘指揮訓練センター建設現場で、また、焼夷弾25発が発見された。

昨年11月27日に同所で90発余りが発見され、12月4日と7日 米軍は無謀にも地域住民の安全確保をしないまま 現場で爆破 処理を行った。これに対し、市長や市議会が抗議決議などを挙げていた。

今回の再発見は、現場にまだ多くの焼夷弾などが不当に埋設されている可能性があること、今後、工事を続行すればどんな危険が発生する かわからないことなど、多くの問題を明らかにした。

 米軍は、今回の発見について、前回発見された場所から10メートルほど離れた場所であること、明日(26日)横須賀の爆発物処理班 を呼んで現地で詳しい処理計画を立てると発表している。また 国や相模原市にも明日(26日)詳しい状況を説明する、としている。

 なお、先月12月7日、横須賀から来た米海軍爆発物処理班の車両の写真を添付する。26日もこの車両が相模補給廠に来て、現場で 処理計画を立てると思われる。

(金子豊貴男・相模原市議)


(相模補給廠西門前 12月7日撮影)


昨年12月議会で全会一致で採択された決議
     

相模総合補給廠における焼夷弾爆破処理に対する決議

 去る12月4日、在日米陸軍相模総合補給廠内で発見された焼夷弾の爆破処理が、直前の通告のみで、市への事前相談もなく基地内で 突然行われ、大きな爆発音や振動は地域住民に驚きや不安を与えた。

これに対し、市は処理の延期や処理方法の見直しを求めたものの、十分な説明や協議が行われないまま、12月7日に再び爆破処理が行 われ、多くの市民から問い合わせや苦情が寄せられたことは、決して看過できるものではない。
基地内とはいえ、密集した市街地に隣接する場所での爆破処理は危険を伴うことから、慎重な対応がなされてしかるべきである。

本市議会として、このような事案が二度と繰り返されることのないよう強く抗議するとともに、今後は、事前かつ適切に情報を提供し、 市民の安全が守られるよう市と協議すること、また、焼夷弾が発見された工事現場の安全確保を確実に行うなど、適切かつ万全な対策を 講じるよう強く求めるものである。

以上、決議する。


2010-1-25|HOME|