緊急車輌の基地内通行 実現



相模原市は米軍と基地内緊急車輌の通行で協定調印を行った。ゲートの開通・テープカットが3月30日に行われた。

緊急車輌の米軍基地内の立ち入りについては次のような経過がある。 ・ 2001年6月議会、金子豊貴男議員 沖縄県の米軍基地で実現した米軍基地内の緊急車輌通行 を相模原の基地でも、と提案  ・ 2001年9月13日、相模原市、相模総合補給廠とキャンプ座間について、緊急車輌立ち入り の申請を横浜防衛施設局に行う。 ・ 具体的な内容については、地元自治体と現地米軍とで協定を締結することとなっている。 ・ 申請の際に米国で発生した同時多発テロやその後のイラク情勢など米国を取り巻く環境の変化に より、米軍の警備態勢が厳しくなったことなどから、緊急車輌の立ち入りについても具体的な協議を 進めていくことが難しい状況であった。 ・ 以後、相模原市は、人道的な立場からの早期実現を再三米軍に求めてきた。 ・ 米側の警備態勢が緩和されたことにより、2003年8月に、米軍から協定締結に向けた最終 調整のための協議の申し入れがある。 ・ 2003年9月議会 金子議員 再度、緊急車輌の基地内通行を質問   市の回答の中で、 ・ 本市は、人道的な立場からの早期実現を再三米軍に求めてきた。 ・ しかしながら、ここ数ヶ月の間に、米側の警備態勢が緩和されたことにより、平成15年8月 には、米軍から協定締結に向けた最終調整のための協議の申し入れがあるなど緊急車輌の立ち入り 実現に向けた環境が整ってきたものと認識している。 ・ 今後は、現地立会いなどの実現のための詳細な協議を行い、今年度内の協定締結を目途として 取り組んでいきたいと考えている (3月30日協定締結に向けて調整中)。 ・ 米軍が米軍予算で第3ゲートの工事。米軍工事終了後、相模原市は基地の外の歩道などの整備 ・ 2004年3月30日、協定締結。テープカット  金子 豊貴男 コメント   沖縄に続き、本土の米軍基地でも緊急車輌の通行が認められたことは、大変意味あることで評価したい。 基地が閉ざされた治外法権の空間でなく、もっと市民に開放されるべきであり、今回はその第一歩と思う。 今後も全国の米軍基地でこうした取り組みが進むこと期待したい。

(金子豊貴男・相模原市議)


'2004-3-31|HOME|